「RO水と天然水、どちらのウォーターサーバーを購入しようか迷っている」「RO水と天然水はどちらが安全?」なんて迷っている方も多いはず。結論から言うと、安全性はどちらもほぼ変わりません。
強いていえば、天然水は採水地の土壌が汚染されると採水する地下水まで汚染される可能性がありますが、製品として販売される過程で適切な検査や処理が行われるので、安全性を疑う必要はほぼないと言えるでしょう。
コストの面では天然水よりもRO水の方が安価なので、コスパ重視の人はRO水、成分や味にこだわりがある人は天然水を選ぶ傾向にあります。
最近では、お試し期間で気軽に試せるウォーターサーバーがたくさんあるので、RO水と天然水を実際に飲み比べてみるのもおすすめですよ。
ウォーターサーバーの種類1.ボトル交換型
ウォーターサーバー本体は、おもに「ボトル交換型」「水道直結型」「浄水器型」の3種類。ボトル交換型のウォーターサーバーは、メーカーから届いたボトルをサーバーにセットして使用するタイプです。
ボトルが空になったらまた新しいボトルを交換し、使い終わったボトルは回収されるかそのまま捨てることになります。
ちなみに、ボトルをスタッフが回収する処分方法を「リターナブル式」、そのまま空になったボトルが使い捨てられる処分方法は「ワンウェイ方式」といいます。
ボトル交換型ウォーターサーバーのメリット
- ウォーターサーバーの約7~8割がボトル交換型なので、いろんなメーカーから選べる
- 工事不要でボトルをセットして電源につなげばすぐに使える
- 家にボトルが届くのでペットボトルの水を購入する手間がかからない
- いつでも温水・冷水・常温水がボタン1つで出てくる
- ボトルをストックしておけば災害時の備蓄水としても役立つ
- 卓上型・スリム型などコンパクトなサーバーも選べる
既存のウォーターサーバーメーカーはほとんどがボトル交換型なので、いろんなメーカーを比較して自分にあったウォーターサーバーが選べます。さらに、サーバーとボトルが届けばあとは電源に繋ぐだけで使えるので、設置の手間が少ない点もメリットのひとつ。
ウォーターサーバー自体は電源がないと動きませんが、ボトルをストックしておけば備蓄水としても使えますよ。
ボトル交換型ウォーターサーバーのデメリット
- 水の入った重たいボトルを設置する必要がある
- ボトルの回収を待ったりゴミの量が増えたりする
- 水の注文ノルマ(最低注文本数)を設けているメーカーが多い
- 水を消費しないとボトルのストックが溜まってしまう
ボトル交換型は、重たいボトルをサーバー本体に設置する必要があるので、女性や高齢者が使う場合はボトルを下部に設置するタイプか水道直結型がおすすめです。最近人気を博している「水道直結型」は、サーバー本体と水道管を特殊なホースで繋いで使用するウォーターサーバーです。
ウォーターサーバーの種類2.水道直結型
水道直結型のウォーターサーバーは、水道管からホースで直接サーバーに水を給水して使うウォーターサーバー。使用するためには工事が必要なケースがほとんどですが、水道直結型ウォーターサーバーは賃貸物件にも取り付けられます。
修復可能な工事なので、敷金から引かれることも基本的にありません。しかし、引越しのタイミングで解約金や引越し費用がかかる場合があるので、引越しの予定がある人は事前の確認が必要です。
水道直結型ウォーターサーバーのメリット
- 毎月のサーバー代(+水道代)だけでおいしい水が飲み放題
- ボトルの料金や注文ノルマを気にせずウォーターサーバーが使える
- ボトルを交換する手間がかからない
- ボトルの交換・処分が不要
水道直結型ウォーターサーバーは、なんと言っても水の料金や注文ノルマを気にせずにサーバーの月額料金だけで利用でき、水が実質使い放題という点が大きなメリット。毎月たくさん水を消費する家庭や、料理やドリンク作りにおいしくてきれいな水を使いたい方におすすめです。
水道直結型ウォーターサーバーのデメリット
- 原則、ウォーターサーバーの設置に工事が必要
- 基本的に床置きタイプしか選べない
- ボトル交換型よりも取り扱っているメーカーが少ない
水道直結型ウォーターサーバーは基本的に設置・使用するためには工事が必要なので、契約してすぐに使えるようになるわけではありません。また、ボトル交換型よりも取り扱っているメーカーが少なく、水道管からホースで水をサーバーに給水するので置き場所が限られてしまいます。
ウォーターサーバーの種類3.浄水器型浄水器型
ウォーターサーバーは、水道水をサーバーに入れるだけでおいしい水が飲めるウォーターサーバーです。
ボトルの注文や交換が必須のボトル型ウォーターサーバーや工事が必要な水道直結型ウォーターサーバーとは違い、いつでも水道水を入れるだけでサーバー内の水が補充できるため、手軽に設置できます。
浄水器型ウォーターサーバーのメリット
- ボトル代金や注文ノルマを気にせず利用できる
- ゴミが出ない
- 工事不要で冷水・温水が使い放題
浄水器型ウォーターサーバーは、ボトル代金を気にせずいつでも冷水・温水が使えるほか、工事なども必要ありません。
浄水器型ウォーターサーバーのデメリット
- メーカーとサーバーの種類が少ない
- 水を注いで使うのが面倒
浄水器型ウォーターサーバーはまだ取り扱っているメーカーが少なく、サーバーのデザインやサイズが選べないというデメリットがあります。
その他のウォーターサーバー
「ボトル交換型」「水道直結型」「浄水器型」以外にも、市販のペットボトルをセットして使う「ペットボトル設置型ウォーターサーバー」や健康や美容に効果的といわれる水素水が作れる「水素水サーバー」などが存在します。
ウォーターサーバー選びのポイント1.月額料金
ウォーターサーバーの平均月額料金は約4,000円前後です。基本的にボトル交換型ウォーターサーバーの月額料金の内訳は「ボトル代(水代)」+「サーバーレンタル料金」+「電気代」となっており、ボトル代と電気代はサーバーの使用量や使用ペースによって変動します。
最近ではサーバーレンタル料が無料のボトル交換型ウォーターサーバーも増えているので、月額料金をおさえて利用しやすくなっていると言えるでしょう。
また、水道直結型ウォーターサーバーや浄水器型ウォーターサーバーの内訳は、基本的に「サーバーレンタル料」+「使った分の水道代」+「電気代」となっており、使用した分の水道代と電気代だけが変動する仕組みです。
水代(ボトル代金)がいくら安くても、消費量が多いと思っていた以上に月額料金が高くなってしまったり、逆に消費できないと注文ノルマに追われたりします。
毎月の消費量がある程度予測でき、安定している方はボトル交換型ウォーターサーバー、料金を気にせずに定額でウォーターサーバーを使いたい放題にしたい方は、水道直結型ウォーターサーバーや浄水器型ウォーターサーバーがおすすめです。
なお、料金のシミュレーションや料金についての相談・見積もりができるメーカーもあるので、導入前に利用してみましょう。
ウォーターサーバー選びのポイント2.機能性
基本的にほとんどのウォーターサーバーは冷水・温水が使えますが、水温はメーカーによって異なります。
「常温水も飲みたい」「キンキンに冷えた水が飲みたい」「90°C以上の熱湯が出るサーバーがいい」などの希望がある方は、水温もチェックしておきたいところ。
また、小さなお子さんがいる方はチャイルドロックの有無、水の衛生面が気になる方は除菌機能付きの有無なども確認しておきましょう。
ウォーターサーバー選びのポイント3.デザインとサイズ
ウォーターサーバーは、床において使う縦長の「床置きタイプ」や、通常の床置きタイプより高さや幅がコンパクトになった「スリムタイプ」のほか、テーブルなどに置いて使用できる「卓上タイプ」などがあります。
ウォーターサーバーを契約する前にはあらかじめ部屋のインテリアや設置場所を決めておき、シーンにあったデザインやサイズのサーバーを選びましょう。
最近では、カラー展開の豊富さを売りにしているメーカーや有名キャラクターとのコラボモデルを販売しているメーカーも増えているので、インテリアにこだわりがある方でも使いやすくなりました。
ウォーターサーバー選びのポイント4.注文
ノルマほとんどのボトル交換型ウォーターサーバーは、「注文ノルマ」と呼ばれる毎月の最低注文本数が決められています。
メーカーによっては注文ノルマを設けていないことを売りにしていたり、注文を無料でスキップできたりしますが、大体は毎月ボトル1~2本分を注文ノルマに設定しているケースが多いようです。
「ノルマ」と聞くと身構えてしまいますが、いわゆる「定期購入」のようなイメージなので、普通に使用していれば消費できる本数です。しかし、ウォーターサーバーの契約前には必ず注文ノルマの有無や本数を確認しておきましょう。
ウォーターサーバー選びのポイント4.解約金
多くのウォーターサーバーは、最低利用期間と解約金が設定されています。
期間は大抵6ヶ月〜2年の間で、解約金は10,000〜20,000円が相場となっており、契約前に必ず確認しておきたいポイントです。
中には解約金が無料のメーカーやお試し期間を設けているメーカーもあるので、うまく利用して申し込みましょう。